女装は「愛人」を一人持つようなもの
彼らは男性にモテたくて女装をしているわけではなく、
「美しいものに変身して喜びを感じたい」
ために、女装のドアを開けるのだという。仕事などで行き詰まりを感じた時など「嫌な気分から解放されるため」、趣味にすることが多いそうだ。また、若い男性の女装が増えているのは、「肉食系女子」など女性が強くなってきているからで、
「女装は男性が女性化する、ということではなく、自分の理想とする女性を見つけたい。見つからないならば自分が理想の女性になりたい、ということだと思います」
と美寿羽さんは説明している。
奥さんや恋人がいる人は「女装趣味」であることを隠している。女性は夫や恋人が女装趣味だとわかると拒否反応を示し関係が壊れる場合があるからだそうだ。女装は化粧品を買ったり、服を買ったりと結構な出費になる。そのため、美寿羽さんはこうも話している。
「女装はもう一人の自分、『愛人』を一人持つようなもの。そんな覚悟も必要です。女装によって人生が前向きに変わった人が多いのですが、ハマりすぎると危険も伴いますので注意も必要です」