「電動スクーター」大手も参入 家電店にズラリ並ぶ日

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電池の値段が課題

ヤマハ「EC-03」(上)、「EC-f」(左下)、ホンダ「EVE-neo」(右下)
ヤマハ「EC-03」(上)、「EC-f」(左下)、ホンダ「EVE-neo」(右下)

   そんな中、「東京モーターショー09」には、大手企業からも電動スクーターが出展された。ヤマハは「EC-03」「EC-f」「EC-fs」の3つのモデルを披露。そのうち「EC-03」は10年夏の発売が決まっている。

「通常、2輪車の展示にはコアなファンが多いのですが、今回のショーでは女性など新しい層にも興味を持ってもらうことができました」

と担当者は手ごたえをつかんでいる。また、ホンダからもコンセプトモデル「EVE-neo」が出展された。発売は決まっていないが、「一般向けの市販化を目的に開発を進めています」と担当者は語る。

   次世代自動車振興センターの担当者は、普及への課題についてこう話す。

「充電池として使用されるリチウムイオン電池はまだまだ高価。これが量産されることで価格が下がり、かつ航続距離などの性能が上がれば、本当に手軽で便利な乗り物になると思います」

同センターの電気自動車等統計によると、電動スクーターの保有台数(推定値)は08年で6604台。10年に一気の普及となるか、注目だ。

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