マロン味も登場「豆乳ブーム」再来 今度の火付け役は女子高生?

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ピーク時に迫る勢い

   マルサンアイ(愛知県岡崎市)も、これまで豆乳を飲んでいなかった若い女性をメインターゲットにしたシリーズ「ひとつ上の豆乳」を09年3月に西日本で発売し、9月から全国展開している。

   豆乳の為に共同開発した新品種国産大豆「きぬさやか」を使うというこだわりようで、「成分無調整」の豆乳、飲みやすい「紅茶」と「白桃」味の豆乳飲料の3品が揃う。またパッケージは豆乳製品に多い緑色や白色をやめて濃い紫色にしたのも、従来の豆乳のイメージを拭い、抵抗なく飲んでもらうためだ。

   広報担当者は、

「09年3月~10年2月の販売目標は3品あわせて3億円で、今のところ順調に達成しそうです。当社の豆乳は主に40歳代以上の女性に飲んでいただいていますが、『ひとつ上の豆乳』に関しては8割が20~30歳代となっていて、裾野を広げることができました」

といっている。

   2010年春には「ひとつ上の豆乳」から新しい味の豆乳飲料を売り出す予定だ。

   日本豆乳協会の調べによると、09 年1月から9月に国内で生産出荷された豆乳は1~3月期が前年同期比26.9%増、4~6月期が同16.9%増、7~9月期が同18.6%増だった。分類別にみると、7~9月期は無調整豆乳が22.3%増、調整豆乳は20.0%増、豆乳飲料は13.7%増と、いずれも前年同期を上回った。

   同協会の担当者は、「このままいけば、09年の生産量はピーク時の年間20万トンに迫る勢いだ」と期待を寄せている。

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