地方の女の子がモテた2009年。その先駆けになったのは普通の女の子がモデルを務めるフリーペーパー「美少女図鑑」で、東京を除く39道府県を制覇した。ウエブでも地方の美女に注目が集まっている。美人が1分ごとに時間を知らせるサイト「美人時計」には大阪、北海道、京都版がオープン。1日1人、美女が登場する「美女暦」では長崎美女が1カ月間、ジャックする。
アメブロに「美少女ブログ」がオープン
A5サイズ、オールカラーでファッション誌のような作りのフリーペーパー「美少女図鑑」に登場しているのは、みんな地方に住んでいる普通の女の子たち。モデルのヘアスタイルを担当した美容室、着ている洋服などすべて地元のものを使い、地元色100%がうけている。02年に新潟版がスタートし、「幻のフリーペーパー」として口コミで広がった。09年12月20日時点で東京を除く39道府県で展開している。
紙にとどまらず、「美少女図鑑」のモデルのブログ「美少女ブログ」がアメーバブログに09年12月7日にオープンした。横浜、新潟、名古屋、鹿児島、沖縄の10人のモデルが日常のことやイベントの様子などを書いている。エイベックス・グループから11月4日に発売されたCD「.LOVE more」とのコラボ企画もサイト上で開催中。新しいメディアとして企業の注目も高い。
「美少女図鑑」を立ち上げたテクスファーム(新潟市)のクリエイティブディレクター、小林友さんは、
「地方の女の子が注目されること、地方を活性化することが狙いです。そのためになるなら他社とのコラボ企画も進めていきたいと思います。2010年度ベストジーニストとのコラボも決まっています」
と話している。