母親同士が適度な距離を
大美賀さんは、
「子どもが幼稚園に入ると自分の時間が持てるようになり、気持ちの余裕も出てきます。それまでの間のことで、いつまでも続くものではないんです。それに子どもを成長させるために公園に行かせているのであって、お母さんはサポート役です。お母さん同士、入り込みすぎない関係をつくるのがいいですが、人間関係が面倒くさくなったら、公園に行く時間帯をずらしたり、別の公園に行ったり、ママ友からのメールの返信回数を減らしたりして、適度な距離を保つのもいいと思います」
とアドバイスする。
たしかに近所の公園に「通ったことがない」という母親もいるようだ。わざわざ離れた場所にある公園に車で通うらしい。
前出の大美賀さんは、
「歩き始めた子どもにとって、外で思いっきり遊ぶことは体力、筋力をつけるだけでなく、睡眠のリズムをつくるので、とても大切なことです。外に連れて行かなくなることだけはしないで欲しいと思います」
と訴えている。
(2012年10月5日追記)