「いまはインターネット時代だね」
小沢幹事長も毎週月曜の定例会見は、党によってインターネットで生中継されている。惜しいのは、あまりうまくネット中継を活用できていないように見えることだ。会見によく参加しているジャーナリストは
「目の前にいる記者なんか気にしないで、カメラの向こう側にいるネットユーザーに向けて語りかけるようにすればいいのに」
と苦言を呈している。対照的なのが、ポスト鳩山のダークホースと目される国民新党の亀井代表だ。自分自身はネットを使いこなしているわけではないが、ネットメディアには寛容で「来る者は拒まず」の姿勢をとる。12月25日の会見でも「いまはインターネット時代だね」と言いながら、ネット生中継を意識したリップサービスを繰り返した。
会見の最後に、大塚耕平副大臣から「インターネットを見ている方に、手を振っていただけると・・・」とうながされると、手を振っただけでなく「投げキッス」まで披露。現場にいた記者たちには大うけだったが、ネットでの反応は、
「何人、国民を殺す気だ!」
「しずかたんまでクリスマスの魔法にかかった悪寒」
「こんなクリスマスプレゼントはイラナイデス」
と冷ややかなものも多かった。ネットユーザーの心をつかむのはむずかしい。