若い女性に広がるドライマウス 「口臭」「虫歯」「歯周病」招く

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患者の3人に1人が20~40代女性

   江崎グリコの調査によると、患者は年々増えていて、患者の3人に1人が20~40歳代の女性だという。内訳は20歳代が4.8%、30歳代が17.5%、40歳代が12.4%だ。志村デンタルクリニック(北海道札幌市)では「ドライマウス女性専用外来」を開設している。

   もっとも、女性だけがドライマウスになるわけではない。男性もストレスを受ければ、若くてもドライマウスになる。にもかかわらず女性患者が圧倒的に多いのは、女性のほうが口臭を気にしているからのようだ。

   いまのところドライマウスの抜本的な治療法はないが、口の内を保湿して症状を緩和することはできる。前出の池渕院長によると、口内用の保湿ジェルを舌や歯茎などに塗ったり、ヒアルロン酸が入った飲料を飲んだりするのも有効だ。

   池渕院長は、

「口の中が乾く原因はいろいろ考えられますので、まずはドライマウスを診ている歯科に行って口の中を調べてもらい、原因を探ることが大切です。重大な疾患が隠れている可能性もありますので、自己判断はあまりしないほうがいいと思います」

とアドバイスしている。

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