日本チェーンストア協会が2009年12月22日に発表した11月のスーパー売上高は、総販売額が1兆320億円となり、前年同月に比べて8%減った(店舗調整後)。12か月連続で前年割れとなった。
雇用や所得環境が厳しいことや景気の先行き不安感を背景に、消費者の節約志向が一段と強まったことや、気温が全国的に高めに推移したため季節商材の動きが鈍かった。
商品別でみると、食料品は農作物で大根や白菜などが不調。みかんやりんごも振るわず。畜産・水産物を含め、鍋物関連の食材が不調だった。ハムやソーセージが好調。食料品は前年同月比6%減だった。
衣類は機能性のインナーが好調だったが、コート、ジャケットが不調。衣料品の落ち込みは同14.4%減で、もっとも悪化した。
住関連商品では、ランドセルなどの文具が好調。新型インフルエンザなどの影響でマスクやハンドソープが好調。家電・インテリアは冷蔵庫などが不調。薄型テレビや空気清浄機、ヘアアイロンが好調。他には自転車が好調だった。