総務省「政務三役会議」オープン化 インターネット中継などで公開

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   原口一博総務相は2009年12月22日の閣議後の会見で、大臣と副大臣、政務官が政策を協議する政務三役会議について「インターネット中継を含めてオープンにしたい」と述べ、年明けにも会議をオープン化する方針を明らかにした。各省庁では政治レベルで政策を決定するため政務三役会議が開かれているが、原則非公開とされていた。オープン化が実現すれば、初めての試みとなる。

   総務省の政務三役会議で検討して、具体的な公開方法を決定する。原口総務相は「副大臣からやりすぎじゃないかという声も出るかもしれないが、できるだけオープンにしていきたい」と発言。これまでとは一転して、原則公開としたい意向を示した。

「TVタックル」に出演した上杉隆さんはツイッターで原口総務相の発言を紹介している
「TVタックル」に出演した上杉隆さんはツイッターで原口総務相の発言を紹介している

   政府情報の公開に関しては、原口総務相は「記者会見オープン化問題」でも積極的な姿勢を示している。大臣に就任してまもない09年9月には、記者クラブに対して大臣会見のオープン化を提案。ネットメディアなど記者クラブに所属していないメディアにも会見を開放するよう求めた。

大臣会見も「インターネット中継大歓迎」

   12月8日の会見でも、記者会見オープン化に向けた強い意欲を表明。「インターネット中継、大歓迎です」と、大臣会見のネット中継を受け入れる姿勢を明らかにしていた。さらにミニブログサービス「ツイッター(Twitter)」では、

「記者クラブ主催だけでない『記者会見』を・・・・ 上杉隆さんの問題提起は正しいと思います。 質疑時間、安全、二次利用問題など検討を重ねます」
「記者クラブ解放についても上杉さんと『共闘』!?」

といった大臣主催会見への意欲を示す「つぶやき」を投稿。ジャーナリストの上杉隆さんによれば、テレビ朝日の討論番組「TVタックル」の収録中に

「亀井方式(一日二度の会見)になっても、記者会見は大臣主催で開放します」

と発言したという。総務省の政務三役会議のオープン化をきっかけとして、総務省や他の省庁の大臣会見や政務三役会議がさらにオープン化されていく可能性がある。

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