閉店相次ぐ地方百貨店 年末年始の「秘策」

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「ガンプラEXPO」に、元旦から初売り

   阪神百貨店(大阪市)では12月25日まで、人気アニメ「ガンダム」の歴代のプラモデルを展示した「ガンプラEXPO」を関西で初めて行っている。

   初日の12月19日には開店前から170人が並び、その後もしばらくは入場を規制する人気ぶりだった。あまり百貨店を利用しない30~40歳代の男性客が多く集まったこともあり、広報担当者は「イベントによる集客の効果は大きかった」といっている。

   全国的に1月2日に初売りをする百貨店が多いなか、元旦に早めるのは九州の5店舗だ。井筒屋本店、同コレット、同黒崎店(いずれも北九州市)、くまもと阪神(熊本市)、トキハわさだタウン(大分市)は2010年から元旦に営業することを決めた。

   元旦初売りを他社に先駆けて決めた井筒屋の広報担当者は、

「正月休みが3日までなので、2日からの営業では年始のセール期間が短くなってしまいます。売上げの前年割れが続き、1月も厳しいのは見えていますが、初売りを早めることで少しでもマイナスを食い止められたら、と期待しています。また、元旦から営業している郊外型の大型商業施設にお客を取られるのを防ぐのも、初売りを早めた理由です」

と話している。

   日本百貨店協会によると、ほかに初売りの開店時間を午前10時から9時に繰り上げる店もあるそうだ。

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