11月の貿易統計3839億円黒字 米国向けは27か月ぶりに増加

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   財務省が2009年12月21日に発表した11月の貿易統計(速報)によると、輸出総額が4兆9917億円、輸入総額は4兆6177億円で、差し引き3739億円の黒字となった。貿易黒字は10か月連続。前年同月は2275億円の赤字だった。

   輸出総額は、前年同月比6.2%減で14か月連続の減少。品目別では、自動車(16.2%減)や鉄鋼(24.6%減)の減少が響いた。輸入総額は液化天然ガスが43.3%減、石炭が48.5%減と、前年の市況の反動もあって目減り。前年同月比16.8%減で、13か月連続で減少した。

   為替レートをみると、08年11月との比較で8.2%の円高だったことも影響した。

   地域別では、アジア向けは14か月ぶりに輸出が増加して、6269億円(前年同月比277.4%増)の黒字。中国向けも輸出が増えた。また、米国向けは4045億円の黒字。同10.6%増となり、じつに27か月ぶりの増加となった。

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