今、「うんこ」のブームが来ていて、「うんこ」が主役のアニメやマンガ、歌が大人気だ。関連の食品や、開運グッズも売れているのだという。
関西テレビのローカルの番組「音エモン」で09年4月から7月まで13回放送されたアニメ「うんこさん」が大人気で、アニメのDVDも発売されている。
ぬいぐるみ、アクセサリー、玩具などが続々と発売
また、登場キャラクターのぬいぐるみ、アクセサリー、玩具などがバンダイ、タカラトミーなど大手玩具メーカーから続々と発売された。
この「うんこさん」、登場するキャラクターは「ラッキー島」に住む「ツイてる人にしか見えない妖精」で、その姿は全員「うんこ」。第1回目放送分が「ユーチューブ」にアップされていて、閲覧数は20万近くになっている。主人公の「うんこさん」は仲間を幸せにする特殊能力を持つ。友人の「ババくん」がお金に困っていると、
「僕が君のためにウンをつけてやるよ!」
と特殊光線を出す。すると、「ババくん」に金運が付く、といったストーリーだ。また、音楽CD「うんことサンバ」も発売。歌詞は、
「バークバク残さずご飯を食べたなら ブーリブリ元気にトイレに行っとれ 幸せって何色?よ~く見てみよう」
といったものだ。
このアニメとは別の「うんこ」関連グッズもかなりの人気になっているようだ。「うんが付く!」という触れ込みでとぐろを巻いている「金のうんこ」携帯ストラップや、貯金箱が売れ、菓子では「うんちくんグミ」というものがあり、熱狂的ファンが駄菓子屋に買いに行っているのだそうだ。
真っ先に飛びついたのが女子高生
アニメ「うんこさん」を制作している関西テレビの関連会社メディアプルポによれば、放送直後から人気が出て、キャラクターグッズを作りたいとの問い合わせが相次いだ。海外からの取材もあり「あんな汚いものがなぜアニメ化され、キャラクターグッズが生産されるのか」と驚きの声が出たという。
このアニメが制作された背景には、
「不況の暗い時代に日本を明るくできるもの、落ち込んでいる人に『運』がつき元気になってもらう、というものがあった」
と同社は打ち明ける。
真っ先に飛びついたのが女子高生。ケータイは、恋愛を成就させたい人は恋愛の願いが叶う「うんこ」のキャラクターを。お金が欲しい人はお金持ちになるキャラクターを待ち受け画面にしているそうだ。2010年1月からは「うんこさん」の続編アニメが始まる。