降ってわいた「マニフェスト改変」 「小沢政権」にひれ伏す鳩山首相

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「最終的には私が結論を出す」

   小沢幹事長によるマニフェストの「改変」に対して、党内からは異論も出た。長妻昭厚労相は子ども手当について

「私としても所得制限なしで要求しているので、そういう考え方について関係各方面にご理解を求めていく」

と所管官庁の大臣として抵抗する姿勢を示す。だが、このような表立った反発は少数だ。平野博文官房長官は

「今まで言ってきたことと違うということに結論的になるならば、説明をしっかりしたうえでご理解いただく」

と早くも軌道修正を前提にしたかのような言葉を口にしている。民主党最大の実力者には誰も逆らえないのか。肝心の鳩山首相は12月17日、

「党からの要望は国民のみなさんの声だと思っていますが、マニフェストを守るというのも国民に対する誓いですから、大変重要なことだと思います」

とまた「玉虫色」発言。マニフェストへの配慮を示したうえで、ガソリンの暫定税率について

「国民のみなさんがどのようにお考えになっているかということも踏まえながら、真剣に検討して、最終的には私のほうで結論を出します」

と述べた。「最終的には私が結論を出す」というのは、普天間基地の移設問題についても鳩山首相が口にした言葉だが、いまだに明確な結論は示されていない。今度も似たような「言いっ放し」になるのではないか。

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