フジテレビの大島由香里アナウンサー(25)が、NHKのニュースに続き今度は日本テレビのニュース番組にも登場した。ショップオープンの行列にならび、満面の笑みで日テレのテレビカメラを見ていた。こうなると単なる偶然とも思えない、というわけで、「どうせなら全局制覇してほしい」といった冗談交じりの書き込みまでネットに出始めた。
話題になっているのは日本テレビが2009年12月15日に放送した報道番組「NEWS リアルタイム」。ファッションブランド「アバクロンビー&フィッチ」のアジア初の店舗が東京銀座にオープンした様子を伝えた。カメラは開店待ちの行列を映したのだが、その中にマイクを持った大島アナが画面左に。アナログテレビではわかりにくいのだが、ハイビジョンテレビで見ると、カメラ目線で満面の笑顔をたたえているのが分かる。
NHKではイルミネーションをバックにピースサイン
大島アナは09年11月30日にNHK総合「きょうのニュース&スポーツ」に登場した。東京・表参道のケヤキ並木のイルミネーションが11年ぶりに復活したニュースの中で、左手でピースサインを出し、にっこりと微笑む一人の女性がいた。そのシーンは6秒続き、女性の顔がアップになると、大島アナだとはっきりわかった。ちなみに、この映像はイルミネーションをバックに、男性がケータイで女性を写しているシーンだった。
大島アナは09年12月3日付けのブログで、
「同期から画像が届いて仰天しました…ニュース映像に出てたのね。そう言われてみればあの時か?という心当たりはありますが」
などと、「出演」の事実を認めている。この時もネットで話題になり、「NHK」が大島アナを一般の女性と勘違いしたのだろう、という意見が大半を占めたが、「他局のカメラに撮影された場合、アナとしての配慮が必要なのではないか」などという疑問も出ていた。
他局で「大島を探せ!」が密かなブーム?
そして今度は日テレのニュース番組に「登場」してしまったものだから、ネットでは、 「実は確信犯なのではないか!?」「またかよwwww」「明らかにカメラ目線じゃねーか大島」「わざとでしょ?」
などといった書き込みが掲示板に出た。もっとも、不快だと思っている人は少ないようで、 「大島ちゃんいいよね」「目指せ全局制覇!」「各局中継隊の間で大島を探せ!が密かなブーム」といった「応援書き込み」も出ている。
局のプロフィールによれば、大島アナの出身は神奈川県平塚市で、成城大学経済学部卒業後の07年にフジテレビに入社。趣味はお散歩、水泳、ボディーコンバットで、特技は「どこでも一人で楽しめる」こと。短所は無計画な行動。モットーは「当たって砕けろ」だそうだ。
フジテレビ広報によれば、各局が同じ取材現場で撮影している場合、他局の撮影クルーが映ってしまうことはよくあることだが、他局のアナウンサーだと分かった上で撮影するということは考えられないとし、
「全くの偶然で映ってしまったということでしょう」
と説明している。