インターネットサービスのpaperboy&co.(ペパボ)が、同社のネットショッピングモール「カラメル」で販売する雑貨のバイヤーを募集したところ、1日で200人もの応募があった。1ヵ月から2ヵ月をかけ、世界の好きな国に行ける「世界一周バイヤー」という企画で、旅費は会社負担、最高報酬が200万円という条件がウケたようだ。
応募資格は、年齢が20歳以上で、1~2ヶ月の長期海外渡航が可能な人。海外旅行経験が豊富な場合は選考に有利になる。バイヤーの経験がない学生でも応募が可能で、当選した人は雑貨の知識、買い付けの仕方などの研修を受ける。
条件は毎日ブログを更新すること
世界1周プランを作成し、自己PRなどを付けて「カラメル」サイトに登録。一般参加者によるオンライン投票で上位20人が選出され、最終審査を受けることになる。募集期間は09年12月14日~2010年1月25日正午。今回は1~3人選ばれる予定。
企画の魅力は、自分が行きたい世界各国(最大15都市)が訪問できること。渡航費用・海外生活費用は全額支給される。そのほかパソコンや携帯電話、デジカメを貸与。買い付け費用が100万円に達したら終了で、その間は毎日1回以上ブログを更新しなければならない。報酬は最低100万円。買い付けの出来によって最大100万円がそれにプラスされる。
「カラメル」は06年4月にオープンしたネットショッピングモールで、現在1万の雑貨ショップが軒を並べ270万点の商品が売られている。応募は「カラメル」で行える。
「当選した方は思いっきり楽しんでもらいたい」
モールはオリジナルや一点物の雑貨を多く扱っている。同社独自に、世界各国の現地にバイヤーを派遣し、珍しく価値のある商品の発掘をしたいと考え、今回の企画につながった。また、買い付けブログを通じて買い付け情報をリアルタイムで発信、それによってコメントも増え、モール全体の活性化につなげたいとしている。
「この不況の時代に太っ腹、とも言われていますが、日本を元気にしたい。当選した方は思いっきり楽しんでもらいたいと思っています」
と同社広報は話している。