「男性に目を向けろ」 メーカー各社が新商品戦略

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

頭痛薬、スイーツにも男性向け登場

   これまで女性をメインターゲットにしていたスイーツからも、男性向けの商品がいろいろ出てきた。甘い物好きの男性を指す「スイーツ男子」という言葉もブームになった。

   森永製菓が「スイーツ男子」の意見を取り入れてつくった「男子スイーツ部理想のプリン」(10月6日発売)や、江崎グリコの20~30歳代の男性をメインターゲットにしたカップアイス「ハッピースプーン」(9月28日発売)が登場した。

   大正製薬の頭痛薬「ナロンエースR」は初めての男性向け頭痛薬で、3月の発売以降、順調に売れているそうだ。男性はストレスや酒、たばこで胃を荒らしやすいことから、胃粘膜保護成分、乾燥水酸化アルミニウムゲルを配合した。

   頭痛持ちは女性に多いというイメージがあるが、同社の調べによると頭痛持ちの人の4割が男性で、男性の4人に1人が頭痛の時に解熱鎮痛剤を服用している。また、周りの人に「神経質そう」「弱々しい」と思われるという理由で、頭痛持ちであることを隠している男性が多いこともわかった。広報担当者は、

「この商品を出すことで、男性にも頭痛持ちがいることを知ってもらいたいと思います。パッケージも男性が買いやすいデザインにしています」

といっている。

   いろんなジャンルで商品の発売が相次いでいる男性市場。2010年には何が登場するのだろうか。

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