東国原知事国政断念の真相 たけし忠告は水道橋博士のアイデア

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   東国原英夫・宮崎県知事(52)が国政出馬を踏みとどまったのは、師匠の北野武さんの忠告があったと言われているが一体、どんなやりとりがあったのか。本人がテレビ番組で当時を語った。

   東国原知事が出演したのは地方テレビ局・東京MXテレビの時事対談「博士の異常な鼎談」(2009年12月10日放送)。司会者の「浅草キッド」水道橋博士さんと評論家の宮崎哲弥さんがゲストを迎え、政治や経済問題を話し合う番組だ。

「古賀さんは『やる』『自民党を説得する』と」

   番組では夏の総選挙の話になった。東国原知事が国政に行くと息巻いた当時を振り返り、本人は「今後、政治行政をしていく上で、大きな意味があった。試金石になった。今でも有意義だったと思っています」と総括した。一つには、自民党に分権をやってほしい、とお願いされたこともある。

   自民党からの出馬要請は1年前からオファーがあったといい、古賀誠選対委員長以外にも森喜朗氏、菅義偉氏、町村信孝氏らからも話がきたらしい。東国原知事はずっと、断わり続けてきたという。宮崎県知事を続けるつもりだったからだ。それが選挙前、古賀氏が自民党の体質を変えたいと真剣に話したことで一転した。

「どういう風に変えたいんですか。このままいったら絶対(選挙で)負ける。問題は負け方ですよ。次につながる負け方ですよ。どうしようか。地方分権でいきましょう。『政権交代』に対するキャッチコピーは『地方分権』だ。できますかと言ったところ、古賀さんは『やる』『自民党を説得する』とおっしゃったんです」

   地方分権に口説き落とされたらしい。東国原知事は自民党に相当な決断があると見て、総裁候補の条件を提示した。ただ、番組での説明によれば、決してすぐに総裁になるのではなくて、「総裁選に出られる環境を整えてくれと伝えました。つまり、推薦人の人数を調整してくれとか、国会議員ではいけないという党則を変えてもいいのでは、とか。それくらいやらないと自民党は生まれ変わったと国民に思われないのではないか」とも述べた。

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