1年で女性客が10倍増、うち完全脱毛が半分近く
エステやクリニックを取材すると、こちらも次々に仰天情報が飛び出してきた。
全国で脱毛サロン「ミュゼプラチナム」82店を展開するエステ大手のジンコーポレーションによると、ここ1年でアンダーヘア脱毛をする女性客が10倍にも増えた。そのうちツルツルの完全脱毛は、半分近くあるというのだ。
雑誌特集にあやかって設置した「ハイジニーナコース」は、08年12月の利用が30人だったのが、09年11月には300人にもなった。キャンペーンをした8月には、なんと1800人だったという。
「大ヒットしたアメリカ映画『セックス・アンド・サ・シティ』で、ヒロインが脱毛を明かすシーンがあり、それで日本でも広まりました。衛生的なのが一番のメリットですね。雑菌がついたりせず、清潔感があります。下着や水着でヘアがはみ出ない良さがあるのは、もちろんです。レーザーの一種のフラッシュ脱毛で、痛くはありません。セレブ以外にもニーズがあり、今後も伸びると思います」
また、東京と名古屋で脱毛の「ブラジリアンエステ」をしている「さかえクリニック」では、09年は、前年の倍ほどの利用があったという。それも、9割以上が完全脱毛というのだ。
同クリニックのカウンセラーは、「叶恭子さんの写真集の影響力が大きかったです。永久脱毛ができる医療機関なので、通院4回ほどできれいになります。光と高周波ですので、レーザーほど痛みはありません。アンダーヘアがないと清潔さが保てますし、ヘアがはみ出すことなく小さなショーツがはけると好評ですよ」と話す。
ちなみに、叶恭子さんは、アンダーヘアが薄くレーザーが反応しづらかったといい、針脱毛の「電流ニードル」を利用したそうだ。