第二地方銀行の東和銀行(本店・群馬県)と高知銀行に改正金融機能強化法に基づく公的資金が資本注入される。2009年12月9日、金融庁が発表した。資本注入額は東和銀行が350億円、高知銀行が150億円で、12月末に国が両行の優先株式を引き受ける。優先株式の配当条件は1.7~1.8%程度。両行は公的資金を受け入れて資本を強化し、地域の中小企業向け貸出を伸ばしていく。
改正金融機能強化法が施行されて1年。同法に基づいて公的資金を注入した銀行(信用組合を含む)は、09年3月末に北洋銀行など3行、9月末のみちのく銀行など4行に加えて9行。資本注入額の合計は2860億円になる。