「女性がなぜ亡くなったのか。解明する必要があった」
一方、TBS夕方の情報番組「イブニングワイド」に出演した元検事の大澤孝征弁護士は、
「捜査一課が捜査する事件は、殺人や傷害致死、強盗や強姦といった、強力犯と言われるいわば、凶悪犯を専門的に扱っています。ということは、誰かが亡くなったかそれに類する事件が捜査されているということです。(今回の逮捕は、)被害者女性がなぜ亡くなったのか。MDMAが原因であるならば、誰が持ってきて、どうなったのか。これを解明する必要があったのです」
と話す。つまり、今回の逮捕は被害女性がなぜ亡くなったのか、に関する捜査ということらしい。大澤氏は、麻薬や覚醒剤に関する捜査は通常、別の部署が行うものだとした上で、
「押尾容疑者は、前回は自分でMDMAを使用した罪で裁判を受けている。今度は前回(の容疑)とは別に、自分が持っていたMDMAを女性に渡し、彼女の容態が変化した元を作ったのであれば、別の罪ということになる。これが意図的に渡しているのであれば傷害致死罪で、保護責任者遺棄よりも重くなります」
とも述べている。
被害女性の母親は押尾容疑者逮捕後、娘が死んだ経緯についての真相解明を望む旨を話しているという。