離婚後も子育てに関わりたい夫
離婚問題などを扱う行政書士の阿部マリさんが代表を務める阿部オフィスは「男の離婚相談」を開設し、男性からの離婚相談は年間1000件にのぼるが、妻のモラハラやDVに関する相談がこのところ増えているという。
子どもの親権や監護権の争い、離婚後子供に会う「面接交渉権」など、子どもに関する相談も急増している。いまの30~40歳代の男性は、子育てに積極的な人が多く、離婚後も自分が引き取りたいとか、子育てに関わりたいと考えるそうだ。とはいえ、実際は母親が親権を取ることが多い。
ところで「婚活」ならぬ「離活(離婚活動)」中の夫が準備しておくことは何なのか。
「預貯金、給与口座とすべての財産管理を妻に任せている夫婦が多く、離婚前に財産を把握しておく必要があります。また、感情的になって行動に移す前に、離婚したらどうなるのかを想定してみることも大切です。そのための情報をネットで収集するのもいいですが、個別のケースはネットではわからないので専門家に相談するのも有効です」
と阿部さんはアドバイスしている。