宮城の「カンガルーミステリー」 ますます盛り上がり「全国版」騒動に

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カンガルー酒120本が店頭販売と予約で完売

   カンガルーで町おこしをしようという住民もいる。

   真山地区の大場酒店が「真山カンガルー酒」を12月2日から売り出したところ、発売から2日も経たないうちに、用意していた120本が店頭販売と予約で完売した。店主の大場淳さんは、

「息子に頼まれたという年配の方や、お歳暮にするとか忘年会用にするといって、1人で10本も買っていく人もいます。ラベルを見て『あった!』といって喜んで買っていく若い方もいました」

と話している。

   地元だけでなく宮崎や島根、長野、関東近辺からの予約も入っている。

   カンガルー酒は田中酒造店(宮城県加美町)が製造した伝統製法の生(き)もと造りの純米酒で、「カンガルーのように軽快で弾むように次々とすすむおいしさだ」という意味を込めて名付けられた。ラベルは大場さんがデザインした。おなかの袋に一升瓶を入れたカンガルーのイラストが描かれている。

   いったん完売したが、すぐに追加発注をかけたので近々店に並ぶそうだ。一過性のブームに終わらず、長く売っていきたいと大場さんは話していた。

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