ネットアンケートでも「納得できない」が多数
この当たりの背景を、演出家のテリー伊藤さんは、日本テレビ「スッキリ」の中で
「個人の発言がひとつもない。(「こども店長」といった言葉の背景にある)企業のしたたかさはあるが、個人の力がないのがつまんない。(唯一の『個人の言葉』である)『ぼやき』は漠然としている」
と指摘、スタジオ中が納得した様子だった。
今回の選考に違和感を覚えたのはワイドショーだけではなかった様子だ。例えばヤフーがネット上で行っている「09年の流行語大賞『政権交代』に納得?」というアンケートでは、現段階で約1万5000票が集まっているが、「納得できる」と「納得できない」の割合は、それぞれ45%と55%。「納得できない」とする声が、やや優勢だ。コメント欄をみると、やはり
「時事を表しているだけで流行ではない」
といった声があがっている。
ライブドアでも同様の投票を行っており、こちらは「納得できない」が72.9%に対して「納得できる」が27.1%。かなり「逆風」は強い様子だ。