飲料メーカー各社が商品絞りこみ 低価格のPB商品に対抗

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「すきま商品」開発戦略を見直し

   「ワンダ」のシェアは現在、「ジョージア」「ボス」「ダイドー」に次ぐ業界4位。同5位のキリン「ファイヤ」は、09年8月以降、商品数を大幅に絞り込み、テレビCMに大リーグ・ニューヨークヤンキースの松井秀喜選手を起用してブランドのテコ入れを進めており、他のコーヒー専業メーカーの追い上げも激しい。

   事業多角化で食品事業に参入し、飲料メーカーとしては後発の日本たばこ(JT)も、積極的な「すきま商品」の開発を続けてきた従来の販売戦略を見直し、3割前後の商品絞りこみを進めている。コンビニでは売れ筋商品かどうかを見極める期間が短くなっており、食品や飲料は「せいぜい1~2週間」(同上)。時間をかけて「定番」に育てるのではなく、事前に商品ターゲットを絞りこみ、効果的な前宣伝によって、販売開始後、一気に販売数量を稼ぐ――。飲料メーカーの総力戦はますます激しくなっている。

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