すでに「ポスト鳩山」が話題にされる
なお、「サンデー毎日」に掲載された座談会記事では、すでに「ポスト鳩山」が話題にされており、菅直人副総理、原口一博総務相、民主党の細野豪志副幹事長、岡田克也外相などが登場。「政権崩壊」後のシナリオが現実味を帯びてきている。
一方、政治アナリストの伊藤惇夫さんは、「年内に政権がガタつくことはない」とみる。
「元々小沢さんは『情の人』ではありません。政権も道具の一つで、『使い捨て』もあり得ます。小沢さんの関心事は『鳩山政権を持たせること』よりも、(10年の)『参院選で最大多数を取ること』。その(「使い捨て」の)時期がいつかですが、通常国会に入ってどうなるかが焦点です」
具体的には、偽装献金問題への対応がさらに後手に回った場合、小沢氏の「決断」が早まる可能性もあるとの見方だ。
「一つのヤマは、(近く在宅起訴されると報じられている)元公設秘書が起訴された後どうなるか。(年明けの通常国会で)予算を通すタイミングや、支持率がどう推移するかという問題もある。このあたりをにらんで、(小沢幹事長が)判断していくことになるのでしょう」