ツイッター向け有料サービス 新人芸人の登竜門になるか

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「アメーバなう」のライバルに?

   デジタルガレージなどによると、ツイッター本体には有料サービスはなく、その予定もないという。あくまで無料サービスというのがスタンスだとしている。

   一方で、アメリカやアジアでは、外部の仕組みで課金できるサービスがあり、芸能人ユーザーらが利用しているようだ。米ブログサイト「TechCrunch」の日本語版の2009年11月29日付記事によると、フィリピンには、購読料を払って芸能人らから短いメッセージを受け取る「KText」というサービスがあり、一部芸能人には、数万人の有料購読者がいるという。

   「Twitter社会論」を出版したメディアジャーナリストの津田大介さんは、DGモバイルが予定中の新サービスの可能性について、こう指摘する。

「芸能プロが『iモード』などに公式サイトを開設するには、多くの書類が必要な厳しい審査を通らなければなりません。その点、そうした審査もなく手軽に開設できる新サービスが評価されれば、オプションの一つとしてファンクラブ的なものを運営するようになるかもしれませんね」

   活用が考えられるのが、インディーズ系のミュージシャンやコスプレで人気の女の子など、これから売り出す新人ではないかという。芸能人向けサービスでは、サイバーエージェントが12月8日にも公開するミニブログ「アメーバなう」がある。しかし、同社はギャラを出して芸能人を集めており、ツイッターなら、依頼されないような新人でも活躍のチャンスがありうるというのだ。

   もっとも、津田さんは、こうも言う。

「アメーバとは棲み分けが進むでしょうが、ツイッターでは、つぶやきが無料だから人が集まっています。いきなり有料化してどのぐらいアクセスがあるかは疑問ですね。サービス自体も、有料メルマガの延長で、そんなに目新しいものではありません。お金を払ってまで読みたいつぶやきがあるか、などが厳しく問われるでしょう」
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