恋愛シュミレーションゲーム「ラブプラス」が原因で「離婚騒ぎになった」という記事が「はてな匿名ダイアリー 」に掲載され、ネットで話題になっている。夜遅く帰宅したときに妻と口喧嘩になり「お前よりゲームキャラに出迎えて欲しかった」と言ってしまい、離婚届を突き付けられてしまった、ということなのだが、このゲームどこがそれほどすごいのか。
「ラブプラス」は携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」用に 2009年9月に発売され、2ヵ月間で恋愛ゲームとしては異例の15万本を売る大人気。これまでの恋愛ゲームは、好みのキャラクターに好かれるように行動し、キャラから告白される「攻略」が目的だった。「ラブプラス」は、告白後に交際が楽しめ、キャラと同じ時間を過ごす感覚が持てる。髪型や服装を始め、自分好みのキャラに染め上げることができる。
汚物を見るような何もかもを諦めた目
問題の記事は「はてな匿名ダイアリー 」に09年11月29日に掲載された。書いたのはSEをしている29歳の男性。妻が離婚届と書置きを残して実家に帰ってしまったのだという。原因は、毎晩帰りが遅い夫に妻がキレて喧嘩になり、夫が「ラブプラス」のキャラを例に出し
「お前なんかより寧々さんに優しく出迎えて欲しかったな」
と言い放ってしまったこと。
「嫁のほうはなんかもう、汚物を見るような目、というか、何もかもをあきらめた目、というか、『こいつもうだめだ』って目をしていた」
ということになってしまった。
夫は妻の実家に行き、土下座をして帰ってきてもらった。妻からは、
「ちょっとさすがに今回みたいなのは・・・ないと思う」
と言われたそうだ。
この記事を読んだ人達からは、離婚騒動をゲームのせいにするのはおかしい、夫婦の問題をゲームのせいにするな、といった批判が出た。それに対し、夫は「ゲームは今回の騒動に直接関係はなく、間違いだった」と謝罪した。