経済産業省が2009年11月30日に発表した10月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み)は、前月比0.5%上昇して81.6となった。上昇は8か月連続。経産省は基調判断を、「生産は持ち直しの動きで推移している」と7か月連続で据え置いた。前年同月比では15.1%の低下。
上昇に寄与した業種は、一般機械や金属製品、情報通信機器などで、品目別では半導体メモリや半導体製造装置、蒸気タービン部品の順。また、製造工業生産予測調査によると、11月、12月とも上昇を予測している。
なお、10月の出荷は前年比1.3%上昇の88.8。8か月連続の上昇で、前年同月に比べると13.0%の低下。在庫は同1.5%低下の93.3。2か月連続の低下で、同14.4%の低下。在庫率は前月比横ばい(前年同月比3.0%の上昇)となり、指数水準は116.9となった。