小学6年の女児がブログで妊娠を告白したとして、騒ぎになっている。父親は中学2年生だというが、それでも産みたいと明かしたのだ。産科医は、もし本当なら、健康上、経済上の理由から中絶手術を受けるべきだとしている。
「現役の小6 papaゎ中2 まだ結婚ゎ出来ないけど 出産育児頑張りますッ」
衝撃的な告白内容のブログは、幼さも垣間見えるこんな言葉がトップページにつづられている。
妊娠3か月「不安で不安でいっぱい」
ブログは、2009年11月17日に始まり、「女児」はこの日の日記で、「現在妊娠3か月です 赤ちゃん 楽しみだな」と書き込んだ。24日には、友だちからせがまれたとして、やや膨れたようにも見えるお腹の写真をアップしている。
もちろん、まだ11、2歳であるだけに、揺れる気持ちも明かしている。
「ママになるとかあり得ないって思ってました。今でも頑張るとかえらそうな事言ってるけど不安で不安でいっぱいです」
病院の医師から、出産などについての話を聞いて怖くなったという。この「女児」は、「でも産みたい」としながらも、母親の「先輩」から寄せられたコメントなどをもとに「これからどうするか考えます」と打ち明けている。
もちろん、内容はウソの「釣り」ブログの可能性はあるものの、書き込まれた告白内容は、生々しく詳細だ。
ブログは、出産について賛否両論が相次いで、炎上した。26日夕現在は、トップページに「見られたくない人に見つかっちゃったから移転する」などと書かれ、ログインしないと見られないようになっている。
ところで、小学生への性行為は犯罪につながるが、「女児」のように、小学生で妊娠・出産するような例は、本当にあるのか。
10代の性に詳しい赤枝六本木診療所院長で産婦人科医の赤枝恒雄さんは、妊娠についてはありえると明かす。
「排卵は小学5年生ぐらいから始まりますので、性行為をすれば妊娠する可能性が出てきます。私の診療所などでは聞きませんが、妊娠例はあるでしょう」