野生のカンガルーが冬を越すのは難しい?
真山地区公民館の担当者は、
「鹿やイタチなどの野生動物と見間違えたのではないか、と思っていたが、目撃した人が相当数いて、しかも信じるに足るような情報もあるため、あながち嘘だと言えなくなっています」
と打ち明ける。
仙台市にある「八木山動物公園」の専門家はどう見ているのだろうか。問い合わせてみると、
「動物園にいるカンガルーは、冬も日中は外に出しますが、夜は暖房のある部屋にいます。暖かい場所を見つけていないかぎり、野生のカンガルーが冬を越すのは難しいと考えられます」
ということだった。カンガルーが本当に生息しているのかどうかは「謎」のまま。大崎市が今後、カンガルーが生息しているかどうか調べる予定は今のところなく、
「仮に生息していたとしても、そっとしてあげてほしい」
という要望も真山地区公民館にきているのだそうだ。