ブランド品「宅配買取」モテモテ 不況のせい今年に入って急増

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本物であればボロボロでも買い取る

   ブランディアで持ち込みが多いのは「ルイ・ヴィトン」「グッチ」「コーチ」「エルメス」「シャネル」などのハイブランドで、1回の買い取り合計額が70万円以上になったこともある。国産の「吉田カバン」や「銀座かねまつ」の靴なども買い取っている。

   また、本物であればボロボロでも、オークションで落札した「中古の中古」でも買い取ることがある。状態が悪いと査定額は安くなるが、「捨てるよりはいい」と考えて持ち込むようだ。買い取った商品はネットオークションで販売する。

   広報担当者は、

「オークションで傷のあるブランド品を安く落札し、傷の部分を自分でデコレーションしたり、リメイクするのがはやっているようです。ファストファッションと呼ばれる安い洋服が人気を集めているように、ブランド品も安いものをたくさん欲しいと考える人が増えています」

といっている。

   無料で宅配買取サービスを行っている「ブランド プレミアム(BRAND PREMIUM)」も個人客からの買取に力を入れている。27~40歳前後の女性客が多く、09年以降の買取点数は前年の250%以上の伸びを記録した。サービスを運営するエクスモーダ(千葉県松戸市)は、

「これほどニーズがあるとは思いませんでした」

と驚いている。

   ハイブランドのほかにも洋服、宝飾品など幅広く買い取り、ネットオークションやECサイトで販売する。

「新品にこだわらず、中古でブランド品を買うニーズが高まっているようです」

といっている。

(※2019年1月24日追記)「ブランド プレミアム」は2018年12月、個人向け買取サービスを終了しています。

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