山城新伍の名言「見つかったらタレントの負け」
「カップルをスッパ抜くにしても、うまいことスッパ抜いてあげて」。そう要望する海老蔵さんだが、芸能マスコミの側はどう考えているのか。「そんなのは、全然無理ですよ!」とキッパリ否定するのは、芸能レポーターの梨元勝さんだ。
「芸能人は公の中で生きている公人で、伝えられてなんぼの世界にいる。今回の会見も、新春歌舞伎のことをマスコミに伝えてもらうという思惑があってのこと。自分だけ都合のいいようにしたいというのは、無理な相談ですね」
マスコミに進行中の恋愛をスッパ抜かれると「叶うはずの恋も叶わなくなってしまう」という海老蔵さんの主張についても、梨元さんは、
「交際報道があったおかげで、かえって結婚が早まった人だっている。たとえば、いまの尾上菊五郎も藤純子との交際を週刊明星にスクープされて、すぐに結婚発表になった。今回のケースもそうじゃないですか。そういう意味では役にも立っている」
と反論する。そして、「彼もそんな事情を分かっているから、強く批判しているわけではないのだろう」と海老蔵さんの気持ちをくみとりながら、次のようなアドバイスを投げかけた。
「芸能マスコミとの付き合い方について、(09年8月に亡くなった)山城新伍は『見つかったらタレントの負け、見つけられなかったらタレントの勝ち』という名言を残している。それぐらいの余裕をもって、これからも堂々と交際すればいいんですよ」