日本郵政グループの2009年9月中間決算は、連結純利益が前年同期に比べて9.7%減の2009億円となった。09年11月25日に発表した。ゆうちょ銀行単体の純利益は同5.3%増の1581億円で全体の約8割を稼ぎ出したが、郵便事業の赤字が響き、最終減益となった。
郵便事業の赤字は、郵便事業会社と日本通運でつくった宅配子会社「JPエクスプレス」が約240億円の赤字に陥ったことなどが原因。11月26日には、一部メディアが事業統合を白紙撤回すると報じている。
なお、日本郵政グループの経常利益は5050億円と同19.5%増えた。2010年3月期(通期)の純利益は4300億円を見込んでいる。