ショックを受けてカウンセリングを受ける学生もいる
マスコミでは、島根県警の捜査員が20~30代の男3人の写真を持ち歩いて、ホームセンターなどに聞き込んでいるとの報道があった。この点から、犯人はかなり絞り込まれているのではとの推測も出たが、その後は、捜査員はもう持ち歩いていないとも報じられている。
平岡都さんが姿を消した島根県浜田市では、レンタルビデオ店やホームセンターなどを取材しても、「警察はまだ聞き込みに来ていない」との反応が多かった。事件については、怨恨説から行きずり犯行説まで出ており、捜査当局も、まだ絞り切れていないのかもしれない。
犯行の残虐性から、島根県立大では、ショックを受けてカウンセリングを受ける学生もいるといい、アルバイトを早めに切り上げて帰る学生の話も聞くという。
遺体がばらまかれた広島県の臥龍山では、今も警察の捜索が続いている。山を管理する北広島町の芸北支所によると、林道の入り口から規制線が張られ、一般の人は立ち入れなくなっている。
「臥龍山は、国定公園の特別地域になっており、観光客が紅葉のブナ林を見たり、名水『雪霊水』を汲んだりしによく来ます。事件で山に入れなくなって、地元としても、とても迷惑していますよ」