島根女子大生殺しの猟奇性 「羊たちの沈黙」とそっくり?

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   若い女性の皮を剥いで、遺体を自然の中に捨てていく…。島根の女子大生バラバラ殺人事件は、あるホラー映画をほうふつとさせる猟奇性が次第に明らかになってきている。

   広島県の臥龍山中で2009年11月6日から次々に見つかった遺体は、想像を絶するような残虐性だった。

遺体を焼いて証拠隠滅?

事件の猟奇性が浮き彫りに
事件の猟奇性が浮き彫りに

   マスコミ報道によると、見つかった島根県立大1年の平岡都さん(19)は、顔が殴られたり踏まれたりして膨れあがり、首や手足は鋭利な刃物で切断されていた。それも、女性の胸の部分や内臓などがえぐり取られ、皮膚を剥いだり、血を抜いたりした跡まであったというのだ。左大腿骨は、肉がそぎ落とされていたことから、犯人が食べたのではないかという説まで出ている。

   犯人は、平岡さんの首を絞めて殺したあと、バラバラにしてビニール袋に詰め込み、山の中で車の窓からばらまいたのではないかとみられている。遺体を焼いて証拠隠滅などを図ろうとしていた跡もあるという。

   手口の残虐性から、週刊誌やネット上で話題になっているのが、米ハリウッド映画の「羊たちの沈黙」だ。1991年公開で、アカデミー賞作品賞などを受賞している。

   映画では、若い女性の皮を剥いで死体を川に流すという猟奇事件が起こり、FBIが天才精神科医のレクター博士に心理を読み解いてもらう想定で進んでいく。実は、レクター博士は、患者を次々に殺して食べたとして措置入院中の身だった。

   島根の事件は、このレクター博士のケースにそっくりではないかというのだ。県警の捜査本部でも、レンタルビデオ店にホラー映画の貸し出しリストを提供してもらうなどして調べていると報じられている。

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