百貨店が1年でもっとも活気づく「福袋」のシーズンがやってきた。不景気で高額商品が売れなくなっているので、福袋もお手頃価格のものがたくさん出るようだ。世相を反映した福袋も登場する。
三越銀座店はワンピースにファーボレロ、レザーグローブなどをセットにした「YES,WE CAN!ファーストレディに華麗にチェンジ!」を3万1500円で販売するほか、「肉食系女子」や「婚活女子」のためのチェンジ福袋もある。
低価格の福袋が多くなる?
三越伊勢丹ホールディングの広報担当者は、
「銀座店はOLのお客様が多いので、世相を意識したキャッチーなタイトルの福袋を目玉にしています」
といい、女性向け福袋に力を入れる。
高島屋は「婚活」をテーマにした衣料品の福袋を展開する。食料品では地域の名産品をそろえた「地産地消福袋」を企画している。日本橋店は東京野菜などのセットを5000円で、新宿店と玉川店は東京シャモと清瀬野菜の鍋セットを5000円で販売。ここ数年話題の体験型の福袋では、「野菜収穫体験」(5000円)や一流のプロが美しくしてくれる「ビューティマダムプロジェクト」(8万8888円)などがある。
松坂屋と大丸を運営するJ.フロントリテイリングは詳細を詰めている最中で、広報担当者は、
「全般的に高額品の動きがにぶいので、低価格の福袋が多くなると思います。一方でいくら安くてもいらないものは買わないというお客様も増えているので、いろんな商品が入った総合福袋ではなく、中身が見えてブランドごとに分かれている福袋に人気が集まりそうです」
と話している。