女優の真中瞳さん(30)が芸名を変えて芸能活動を再開することがわかった。新たに所属することになる芸能事務所の担当者はJ-CASTニュースに対し、「本人は女優一本でやっていきたいと張りきっています」と明かす。
真中さんは2009年10月15日~19日、都内で行われた音楽朗読劇の舞台「HYPNAGOGIA(ヒプナゴギア)」に出演した。舞台には山寺宏一さん、柳家花緑さんらが出演し、売れないピアニストの夢の中に現れる一人の少女との報われるはずのない恋がテーマになっている。
「真中瞳は最近何してる???」
その少女の「声」役として出演したのが、真中さんだった。もっとも、声の出演だけで姿を見せることはなかったが、それでも千秋楽では舞台に上がり、中には気付いた人もいたようだ。特徴的だった口元のホクロもあったが、この時、周囲からは「チコさん」と呼ばれていたという。だが、舞台「HYPNAGOGIA」の公式サイト内にあるキャスト情報の欄には、彼女のことは書かれていない。唯一あるのはシルエットだった。
真中さんといえば1999年、日本テレビのバラエティ番組「進ぬ!電波少年」の企画でブレイクした。2000年にはテレビ朝日系情報番組「ニュースステーション」のスポーツキャスターにも抜擢。ドラマ「編集王」(フジ)で女優デビューした後、「新・お水の花道」(フジ)、「熟年離婚」(テレ朝)などにも出演した。主演映画「ココニイルコト」では、報知映画賞新人賞を受賞してもいる。人気女優の一人だったわけだが、2007年以降はメディアへの露出が減っていた。
Q&Aサイト「ヤフー知恵袋」などにも同時期、「真中瞳は最近何してる???」「真中瞳って、今どうしてますか」「最近、まったく情報ありませんね・・・ 」と不思議がる書き込みも見られた。女性週刊誌「女性セブン 2009年7月16日号」では、2007年夏、語学留学でオーストラリアに1年間いたとして、その後はOLとして働いているとも報じられていた。そして、2009年春頃には当時の所属事務所のプロフィール欄から名前が削除されたことが話題に。ネット上でも引退したのでは、という噂も飛び交っていた。
12月1日付けで「東風万智子」として活動開始
そんな彼女がなぜ舞台に出演し、なぜ「チコさん」と呼ばれていたのか――。取材したところ、真中さんは新たに芸能事務所「クリオネ」に所属し、芸名を「東風万智子(こち・まちこ)」と改めることがわかった。
担当者は、今回の舞台出演を「彼女が知り合いを通じ、フリーという立場で個人的に引き受けたものだと聞いています。公式サイトにシルエットしかないのも、そのためでしょう」と説明する。その上で、今後については「正式には12月1日付けで活動を始めます。本人は女優一本で、映画、ドラマ、舞台でやっていきたいと張りきっています」と話している。
なお、「SNS」mixiにある真中さんのファンコミュニティでは、「復活はうれしいことです。応援しましょう」「復活記念に書き込み。しかし独特な名前ですね(笑)」「えええええ????!!!!! がんばって欲しいっす!」などと書き込まれていた。新しい芸名「東風万智子」のコミュニティも、すでに立ち上げられている。