「ミス・ユニバース」2008年日本代表、美馬寛子さん(23)が映っている猥褻な動画が流出した、と海外の複数の動画サイトが報じた。これを受ける形で、日本のメディアにも「美馬さんだ」と断じる報道もあり、所属事務所は「全くの別人だ」と激怒、記事を掲載した新聞社やニュースサイトに対し法的措置を取る考えだ。また美馬さんも自身のホームページで「別人です」と完全否定した。
この映像は海外の動画サイトに流出、2009年11月10日頃から騒がれ始めた。トリニダード・トバゴの「ミス・ユニバース」08年代表の女性と、その彼氏の2人が映っているプライベート映像。問題のシーンは、2人が愛し合っている途中からアジア系の女性が登場、そして3人が絡む部分だ。
所属事務所は「見れば別人だとわかるはずだ」
「ミス・ユニバース」のSEXシーン映像の流出はショッキングだと、海外で話題になった。しかも、途中から登場するアジア系の女性は美馬さんだと断じるニュースサイトも現れ、国内のスポーツ紙やニュースサイトがスキャンダルとして取り上げるようになった。
内外タイムスのニュースサイト「リアルスポーツ」(09年11月17日)は、トリニダード・トバゴ代表と美馬さんは親しい間柄で、撮影された時期は08年7月にベトナムで行われた「ミス・ユニバース」世界大会の期間中と思われる、としている。08年の大会で美馬さんは上位進出が期待されてもののTOP15の入賞にとどまり、
「かなりのプレッシャーでストレスを感じていたので、ハメを外してしまったのでは」
などという関係者のコメントを掲載している。
「リアルスポーツ」以外にも東京スポーツやニュースサイトなどでこの件が報じられると、美馬さんの所属事務所は「見れば別人だとわかるはずだ」と激怒。09年11月19日に、「ビデオに映っている人物は美馬寛子ではないと、ここに断言致します」と声明を出した。
「全くの事実無根の話であり非常に驚いている」
美馬さんも同日、自身のブログに、全くの事実無根の話であり非常に驚いている、とし
「問題の映像に映っている、ミス・ユニバース2008年トリニダード・トバゴ代表と男性も、海外の雑誌インタビューで『美馬寛子ではない』と断言していることも確認しています」
と説明した。また、映像流出が原因で所属事務所を変えた、という報道も否定。今回の騒動で改めて自分が持つタイトルの重みを再認識し、幅広いジャンルの仕事に挑戦したい、との抱負も述べている。
美馬さんの所属事務所IBGジャパンは、
「もともと誤報だったにも関わらず、あたかも本物であったかのように、様々なメディアが次々に報道してきたのは許せないことです」
とし、今回の美馬さんの騒動を報道した新聞やニュースサイトに対し法的手段を取ることを明らかにした。