市橋容疑者なぜ「断食」続ける プライド説から逃亡説まで

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   死体遺棄事件で逮捕された市橋達也容疑者(30)が、断食を続けている理由について、様々な説が飛び交っている。それも警察への抵抗説からプライド説、逃亡説まであるのだ。どれが本当なのか。

   「いりません」。イギリス人英会話講師女性の死体を遺棄した疑いがある市橋達也容疑者は、報道によると、捜査員が食事を勧めても、こう断り続けているという。

医者目指したプライド汚された?

断食ぶりを伝える夕刊紙の記事
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   水とお茶を飲むだけで、2009年11月10日に逮捕されてから1週間以上も食べていない。12日に送検された市橋容疑者は、すっぽり被ったフードの下からやややつれたような顔を見せたが、もっとやつれてきているのだろうか。

   容疑についても黙秘したままで、千葉県警では、手を焼いているようだ。健康が懸念されることから、県警は17日、嘱託医の診察を受けさせ、市橋容疑者に腕からの注射で栄養剤を投与した。

   なぜ断食を続けているのかについては、マスコミなどを通じて様々な説が流れている。

   よく指摘されるのが、まず、2年以上も逃げて捕まったため放心状態で食事がのどを通らないという説だ。逮捕にすねて、警察に抵抗しているのではないかという説もある。さすがにダイエット説は強くないものの、入院して罪を免れようとしている、病院からの逃亡を考えている、という説まであるのだ。

   世田谷井上病院の井上毅一理事長は、意外にも、市橋容疑者のプライドと関係があるかもしれないとの見方を示す。

「市橋容疑者の父親は、病院の外科医だったと聞いています。本人も『医者になりたかった』と言っているようですね。プライドのある人にとっては、手錠を掛けられるということは、それを汚されるように感じるでしょう。捕まったショックで精神的におかしくなることは、十分に考えられます。警察の留置場は、プライドも引き裂かれるような場所で、インテリほど弱いものですよ」
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