部屋の片付けができない「片付けられない症候群」は主婦も例外ではないようだ。ツイッターで「どうしてウチのヨメは片付けが出来ないんだろう」というつぶやきが書き込まれると、「ごめんなさい」「反省してます」といった女性のコメントが相次いだ。
話題になっているのは2009年11月14日のつぶやきだ。これに対し、
「うちも、流し台の中がカオス」「うっ!流し台の中…なかなか強烈なパンチだ。申し訳ございません」
と平謝りする女性が続出。不満を書き込んだ男性は「もう出来なくていいよ、みんな旦那にしてもらえばさ…」と皮肉交じりに書き込んでいる。
「床が見えません」「いろんなものから虫が発生してる」
ネットに汚い部屋の写真を載せている人もいる。ソーシャルネットワーキングサービス「ミクシィ」には片付けられない人のコミュがあり、女性も多いようだ。
「ほんと床が見えません…」「いろんなものから虫が発生してるの 暖房つけると虫が元気になりそうだからさむいけどがまんしています」「今の家に引っ越して2年。積もり積もったものが腰の高さを越えました」「モンスターより恐い自分の部屋。雪崩がおきました」
といった具合だ。
「片付けられない女」はテレビでもたびたび報じられている。作家の中村うさぎさんや漫画家でコメンテイターのさかもと未明さんが散らかった自宅を公開した。さかもとさんの部屋には、足の裏を手入れした時に取れた「足の角質」が落ちていて、リポーターにどん引きされるほどだった。
部屋の片付け依頼は女性が多い
部屋が「ゴミ屋敷」状態にまでなると1人で片付けるのは大変で、便利屋にお願いするしかない。3年前に部屋の片付けサービスを始めたという世田谷便利屋サービス(東京都世田谷区)。不要品の回収、エアコン工事・家電工事、引っ越し、害虫駆除、草刈りなど幅広いサービスを展開している。部屋の片付けの依頼は月に1、2回、コンスタントにあるそうだ。平良茂夫社長は、
「プライバシーの問題があるので詳しいことは言えませんが、片付けの依頼は女性のお客様が多いです。ゴミで2トン車がいっぱいになることも珍しくありません」
と明かす。