ドラマの主役が着た服販売 関西テレビ新商売に論議

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「作品をしっかり作ってほしい」

   「リアル・クローズ」の服などを売る通販サイトでは、9社14ブランドを扱っている。関西テレビによると、商品1点の平均販売額は、数千円。高いものでは、2、3万円のもある。初回放送では、ドラマのホームページにアクセスが集中してサーバがダウンした。子会社の関西テレビハッズが商品を販売しており、初回からの計3話で、2400点ほどが売れた。

   ただ、回を追うごとに、商品の売り上げは落ちてきているという。

   番組については、公共の電波を使っていながら、ドラマと広告との境界があいまいだとの批判がある。朝日新聞が2009年10月11日にこの問題を取り上げたのをきっかけに、関西テレビは、第三者が番組を評価する社内の「オンブズ・カンテレ委員会」で議論してもらっている。

   同16日に開かれた委員会では、「新たな試みを行うのは大切」と理解する向きもあった。が、「作品をしっかり作ってほしい」「販売する製品についての品質管理などもしっかりやっていかなければならない」といった厳しい意見も出た。

   関西テレビの企業広報部では、「ドラマでの試みは、最終回まで続けます。商品の苦情などの問い合わせには、子会社が対応しています。様々なリスクを考慮に入れ、オンエア・リンクに問題点があるのかないのか、今後結論を出していきたい」と話している。

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