市橋容疑者「1000万円懸賞金」 形成外科医かフェリー社員か

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   英国人英会話講師の死体遺棄事件で指名手配されていた市橋達也容疑者(30)が、ついに逮捕された。この事件は、解決のため1000万円の懸賞金がかけられたことも話題になっていた。情報提供者に今回懸賞金は払われるのか。それは誰なのか。

   市橋容疑者には2007年6月から懸賞金がかかっていた。警察庁が2007年5月に取り入れた「公費懸賞金制度」に基づくもので、犯人逮捕につながる有力な情報提供者に対して、懸賞金が支払われるというものだ。市橋容疑者の懸賞金は2009年6月、上限となる1000万円にまで引き上げられていた。

解決への寄与の度合に応じて分配されることもある

   懸賞金の支払いについては今後、千葉県警が情報の内容を検証したうえで警察庁に申請する。警察庁での審査が通れば、該当者には「懸賞金」が支払われることになる。そのため、1000万円支払うかどうかは、千葉県警の判断次第となるが、該当者は一人だけとは限らず、「事件の解決への寄与の度合に応じて」上限額の範囲内に分配されることもあるという。千葉県警は「現段階では真実の究明が先だ。(懸賞金の詳細な)検討はその後になるだろう」と話している。

   では、いったい誰が懸賞金1000万円を手にするのだろうか――。有力だった情報提供者については、以下のように考えられる。

   まずは、市橋容疑者逮捕へ直接つながった通報者だ。市橋容疑者は2009年11月10日、大阪市住之江区の南港フェリー乗り場で身柄が確保された。その際、フェリー会社社員の「市橋容疑者に似た男がいる」という通報が、決め手となった。

   一方、膠着した状態が続いていた事件を再び、世間の関心事としたのが、名古屋市の形成外科医の情報だった。形成外科医は千葉県警に「市橋容疑者に似た男が来た」と通報した。市橋容疑者の足取りはそれまでほとんどわからなかったが、これで09年10月下旬、整形手術のために病院を訪れたことが判明した。施術前に撮影された写真が09年11月5日に公表されると、すぐさま、捜査本部には1000件以上の情報が集まった。

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