スーパーで買ったうなぎを漆の器に盛る
中華鍋など中華用調理道具も扱っている蝦夷屋では、家庭でも使い勝手のいい寸胴やフライパンが主婦に売れている。鉄製で国産が人気があるそうだ。
竹、木、漆などの素材でできた器を販売しているオクダ商店の奥田晃一社長は、
「うな重の器が売れています。お客さんに聞くと、スーパーで買ったうなぎを盛って、店で食べるようなうな重にするそうです。同じ理由で、寿司の器を買っていくお客さんも多いです」
と明かしている。
うな重の容器は木の器に漆を塗った本格的なものは数万円もするが、プラスチックに漆を塗ったものなら4000円くらいで買える。安いものは500円台から売っている。見た目がそれなりによければいいというお客が多く、売れ筋は1200円、1300円のもの。寿司の器は3人前で1300円、4人前で1580円がよく出る。
杉でできた弁当箱も人気がある。1個4000円以上するが、「お父さんにこれくらいの贅沢をさせたい」と買っていく主婦もいるそうだ。