「国の借金」1人当たり678万円 9月末に過去最大を更新

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   国債と借入金、政府短期証券を合計した「国の借金」の総額が2009年9月末時点で、864兆5226億円に達した。財務省が11月10日に発表した。6月末と比べて4兆2669億円増えて過去最大を更新した。

   内訳は、国債の残高が6月末から9兆8575億円増えて694兆2982億円となった。借入金は56兆2036億円(同5052億円減)、政府短期証券114兆208億円(同5兆855億円減)だった。10月1日時点の推計人口(概算値)が1億2756万人なので、1人あたりの借金額は約678万円に上る。

   6月末と比べて借金が増えた理由は、麻生政権時に2009年度の第1次補正予算を盛り込んだ経済危機対策の財源を補うために普通国債を増発したことや、企業の資金繰り支援に対応する「危機対応業務」を担う日本政策投資銀行の財務基盤を強化するため、1兆3500億円の交付国債を発行したことがあげられる。

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