「覚せい剤」小向が歌手デビュー 酒井被告の復帰は早まるのか

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   覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた酒井法子被告(39)の「今後」について注目が集まるなか、同じ罪で裁かれ、酒井被告と同じ執行猶予判決を受けた元グラビアアイドルの小向美奈子さん(24)が、相次いでメディアに出演している。

   「着うた」で歌手デビューを果たすというのだが、逮捕からまだ10か月も経過していない状態での芸能界復帰という異例の事態に、「これが酒井被告の芸能界復帰を早めるのでは」との憶測も出ている。

歌手として「女・長渕剛」を目指す

   小向さんは2008年、唐突に引退宣言をした後、09年1月22日に、六本木の路上で覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕。09年2月には懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。09年6月には、ストリップ劇場として有名な浅草・ロック座の舞台に登場し、劇場周辺が大騒ぎになったのは記憶に新しいが、それ以降、公の場に姿を見せることはほとんど無かった。

   ところが、この2日ほどで、メディアへの露出が急激に増えているのだ。2009年11月9日には、「情報ライブミヤネ屋」(読売テレビ)のインタビューに登場し、酒井被告の事件について、

「まさかやっているとは思わなかった」

と述べ、当時の交際相手から勧められて薬物に手を染めてしまった経緯などを涙ながらに語った。また、事件で最も失ったものについては

「社会の信用」

と振り返った。

   さらに、同日発行の東京スポーツの1面も、小向さんだ。同紙によると、小向さんは、11月11日、自らの経歴を重ねたような「I am Scandal」というタイトル曲で歌手デビューするといい、「女・長渕剛」を目指すのだという。小向さんは同紙に対して、

「長渕さんはハートがあるし歌詞とかにもそれが出ている。私もみんなを元気づけられるような曲を歌いたい。もちろん理想の男性像も長渕さん」

と意気込みを語っている。

「いくら何でも早すぎます。一般の社会ではあり得ません」

   翌11月10日発売の「フラッシュ」11月24日号にも、小向さんのレコーディング風景が掲載されている。

   つまり、露出が途絶えていた期間は、「歌手活動への準備期間」だったとの見方が出来そうだ。

   小向さんと酒井被告の判決は、量刑面で見れば「懲役1年6月、執行猶予3年」と、全く同じものだ。小向さんが逮捕からわずか10か月未満で芸能界本格復帰を果たすことから、「酒井被告の復帰も早まるのでは」との見方も出ている。実際、前出の東京スポーツでは、小向さんの写真の横に「小向が早めた酒井被告の再生プラン」という見出しを打っている。

   酒井被告をめぐっては、すでに介護を学ぶことができる大学への合格が報じられているが、「本格的な介護職への道のりは、相当遠い」との見方も出ている。そうなると、残された選択肢の一つとして、芸能界復帰が視野に入ってくる可能性もありそうだ。

   一方、芸能リポーターの梨元勝さんは、小向さんの復帰劇を

「いくら何でも早すぎます。こんなこと、一般の社会ではあり得ません。やはり、芸能界の特権意識や『甘え』の構造が背景にあると言わざるを得ない。さらに、覚せい剤は常習性がありますから、早すぎる復帰は再犯の危険性を増すことにもなります」

と批判。酒井被告については、

「小向さんとは関心度が全く違います。『一罰百戒』という面もあって、酒井被告が背負っている社会的責任は非常に大きいです」

と、芸能界には復帰すべきではないとの立場だ。

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