青森「カーリング娘」人気沸騰 「応援定期預金」にも購入者殺到

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   青森市スポーツ会館で行われたカーリング女子のバンクーバーオリンピック日本代表決定戦で「チーム青森」が勝利した。この試合の入場整理券は50メートルの列、450人が並ぶ人気ぶりだった。地元銀行が始めた「チーム青森応援定期預金」にも購入者が殺到、300億円を超える額が集まりそうなのだという。

   「チーム青森応援定期預金」は、青森市に本店がある「みちのく銀行」が09年9月1日から販売を開始した。店頭のみの販売で個人向けにも関わらず、09年11月4日には156億円になった。同銀行の広報によれば、同行が定期預金に特定の団体の冠を付けるのは初めて。他行の例に倣い一応の販売目標を300億円に設定していたが、「いくら集まるのか皆目検討がついていません」、という状態だった。

300億円集まると、強化資金が150万円

   オリンピック出場が決まる前から青森県の人達は「定期」に殺到。09年11月7日にオリンピック出場が決まり、これからボーナスシーズンを迎える。またバンクーバー五輪で活躍した場合、目標の300億を超える事態は十分考えられる。

   定期預金は、「チーム青森」支援のためだが、不況で疲弊する地元経済を活性化させようという狙いもある。購入するとオリジナルの「チーム青森応援ステッカー」がもらえる。10万円から999万9999円までで、金利は同行通常のスーパー定期預金1年ものに、0.05%プラスされる。また、預金額の0.005%が青森県カーリング協会に寄付される仕組みで、ちなみに10万円で5円が寄付される計算。300億円に達すれば150万円がチーム青森の強化資金になる。同行広報は、

「地元のチームを応援したいという気持ちと、金利がお得ということがからまって、幅広い層からの購入になっています」

としている。

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