消費不況でもアウトレットは別 東京・お台場に大型施設オープン

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   東京・お台場の商業施設にアウトレット大型店がオープンする。49ブランド、総店舗面積は2000坪で、これだけの規模は23区で初めてとなる。郊外型の店舗と異なり、電車で行けるという立地の良さが売りだ。郊外店に比べて客足が見込めるためブランド側の理解も得やすく、49店中14店がアウトレット初出店となっている。

   2009年12月11日、お台場の商業施設「ヴィーナスフォート」内にオープンする。飲食フロアとして使っていた3階(2400坪)を改装し、2000坪の敷地に49ブランドのアウトレットが入居する。

お台場ではアジアからの観光客が増えている

   マックスマーラグループの人気ブランドを集めた「ブランズ オフ」、渋谷109に出店している靴ショップ「フラッグ-ジェイ」、メンズシャツ専門店「スタイルワークス」、眼鏡やサングラスを扱う「ルネッテリア アウトレット」などで、20歳代女性から主婦、男性と幅広い層に向けた構成にしている。

   ブランドにとって、アウトレットは新規客を取り込む「入り口」として定着しつつある。ブランドを知ってもらい、正規価格の店舗に誘導する狙いだ。

   ヴィーナスフォートの広報担当者は、

「電車で気軽に行けるというのが郊外型のアウトレットと異なる点で、デートやレジャー、仕事帰りにも利用していただきたいと思います」

とPRする。

   東京都によると、お台場の来訪者は06年4280万人、07年4500万人、08年4760万人と年々増えている。特にアジアからの観光客が増加傾向にあり、ヴィーナスフォートでは中国で15億枚発行されている「銀聯(ぎんれん)カード」を全店舗で使えるようにする。

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