岡田外相も「内閣の方針に従う」
鳩山由紀夫首相も同日夜、「すべてオープンにすべき筋合いのものとは思っていない」と述べ、平野官房長官の見解を追認した。さらに、かつて機密費の公開を強く主張していた岡田外相も6日の会見で、
「私の考えは変わっていないが、内閣の方針に従う」
と固い表情で答えた。
このような民主党の姿勢について、前三重県知事で、マニフェストの提唱者として知られる北川正恭・早大教授は11月6日放送のテレビ番組「朝ズバッ!」(TBS)で、
「民主党政権は『出して解決する』というオープンな形を公約としていたわけだから、そういう形をきちっと取らないと、民主党政権の体質を疑われるという問題になる。このような形ではダメだと明確に言うことができると思う」
と批判している。