原稿の執筆が鳩山首相にとって負担?
さらに、その次の号の発行日にあたる11月5日夕方にも、
「本日配信予定としておりました鳩山内閣メールマガジン第5号について、総理も気にかけているのですが、先週に引き続き、国会対応のため、鳩山総理の原稿の準備が遅れております。大変申し訳ありません」
とのメッセージが配信された。歴代内閣のメールマガジンでも、正月、夏休み、ゴールデンウィークには休刊になることがあったものの、「原稿が間に合わない」という理由で発行スケジュールがずれ込むのは異例。さらに、2週連続というのは前代未聞だ。
発行が遅れている原因になっている鳩山首相のコラムの長さは、最近では1200~1300字程度。前出の内閣官房の担当者は、
「総理の原稿は官邸の秘書官から回って来ますが、総理が自宅で、ご自分で作業をしていると聞いています」
と話しており、これが本当だとすれば、原稿の執筆が鳩山首相にとって、それなりの負担になっている可能性もある。
発行が遅れている第5号の配信は、週明け月曜日(11月9日)以降になるという。11月4日には「首相官邸ブログ」がオープンして話題を呼んだばかりだが、現段階のコンテンツはメルマガからの転載記事のみ。メルマガの配信遅延が常態化するようであれば、官邸の情報発信能力が問われることにもなりかねない。