「車中泊は推奨していません」と西日本高速道路
高速道路の利用料金が休日1000円になり、長距離ドライバーが増えている。西日本高速道路によると、09年5月の休日利用距離は80~200kmが08年同月に比べて1.3倍、200~400kmが1.7倍、400~600kmが1.6倍、600km以上が1.6倍となり、車中泊も増えていそうだ。
ところがサービスエリアを管理している西日本高速道路サービス・ホールディングスの広報担当者は、
「疲れたときに休憩したり仮眠をとるために設置しているもので、泊まることを目的とした車中泊は推奨していません」
といっている。
東日本高速道路の広報担当者も、
「休日の高速道路料金が1000円になって交通量が増え、夜間でもサービスエリアが混むようになりました。一時的な休憩が目的で駐車スペースが限られているので、他のお客様と譲り合って使っていただきたいと思います。最近は大型車のスペースに普通車を止めるドライバーもいて、マナー違反が問題になっています。また、あまりに長い時間、駐車している場合には安否のために係員が声をかけることもあります」
と話している。
中日本高速道路では、
「夜間や長距離運転の場合、事故を起こしては大変なので、適度に休んでいただきたいと思います」
と休憩利用を強調した上で、
「距離に対して走行時間が長い場合、ETCレーンで異常とみなし、バー上がらないケースもあります」
と注意を呼びかけている。